2月からホームページ上に「本日のBGM」を載せることにしました。だいたいこんな感じですというアバウトなものですが、お役に立てればと思います。
いままでクラシックだとバッハからモーツァルトまでが多かったのですが、今月はロマン派〜国民楽派まで少し濃厚な音楽を流してます。ジャズはピアノ・トリオ中心からサックスなどを含めた編成も少しずつ増やしています。火曜日午後はマルグリュー・ミラーがサイドマンとして演奏しているアルバムとこの日本で録音された「Trio Transition」です。マルグリュー・ミラーは私が敬愛するピアニスト…残念ながら一昨年にまだまだこれからという時期で鬼籍に入ってしまいましたが…その彼がウディ・ショウ、トニー・ウィリアムスやアート・ブレイキーのバンドで頭角を現して、満を持してリーダー作を世に問うた、日本公演時に録音された1987年録音のアルバム。
発売当時はベースのレジー・コールマン、ドラムのフレドリック・ウェイツが三位一体になり対等に演奏しているという趣旨だと思ったのですが、いま聴いてみるとマルグリュー・ミラーのピアノが抜きん出ていて、マルグリュー・ミラーのリーダー作のようです。デビュー当時はマッコイ・タイナー風とも言われた彼の流麗かつ力強いピアノは、紛れも無い彼独特のものであり、このアルバムでは勢いというか若々しさも感じさせます。これに似た演奏というと…いまは大林武司、ザヴィアー・デイヴィス(最近リーダー作がないですね)などでしょうか。最近は彼らのようなマルグリュー・ミラー系?とも言えるピアニストがちらほら見かけるようになっているので、これからは彼らの演奏が楽しんでいこうと思います。
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