スティーブ・クザルネッキがリーダーのピアノ・トリオ(1993年録音)。ジャケ写は写真家エリオット・アーウィットの代表作である、”California 1955"という写真を使用している。この写真を使ったアルバムというとエディ・リーダー率いる(一発屋)フェアグラウンド・アトラクションの"The First of a Million Kisse(邦題ファースト・キッス)"が有名。そのジャケットに比べるとチープな作りですが、演奏は奇を衒うことなくストレートなまごうかたなきピアノ・トリオです。
ジミー・スミスの《Bashin'》から始まり、アルバムタイトルにある《When I Dream of You》など3曲のオリジナルを含めた合計11曲から構成されており、どの曲もスローからミディアムテンポで安心して聴いていられるところがよいです。ビル・エヴァンスに捧げると書かれた《Who Can I Turn To ?》ではスティーブ・クザルネッキの美しいピアノ・ソロを聴かせてくれます。クリニックのBGMには(良い意味で)最適なアルバムです。
《I've Got You Under My Skin》では女性ヴォーカル(Baomi Butts-Bhanji)が入っているのですが、裏面には記載がなく初めて聴いた時にびっくりしました。
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