7月はずっと梅雨空の雨続きでしたが、今日は晴れ間も出て夏を予感させる暑い一日になりました。本日は大学の外来もなく帰宅していたところ、突然声をかけられて振り向いたところ、外国に住んでいるはずの幼なじみがいてびっくり。小中学校が一緒で、研修医のときに同じ病院で研修したので十何年に一回は再開している計算ですが…夏休み期間で日本に帰っているとのこと。こんな偶然びっくりですが、天文学的確率…というわけでもないのでしょうか。
音楽での偶然性はジョン・ケージという戦後に活躍した現代作曲家(この言葉は20世紀的な観点からのです)が提唱していますが、そんな「偶然性の音楽」には興味がなく、ジャズでいうところの「即興(インプロヴィゼーション)」が相応しいかな?インプロヴィゼーションというとかつてビル・エヴァンスがマイルス・デイヴィスのアルバムのライナーノーツに「ジャズとインプロヴィゼーション」という文章を寄せていて、その中で「日本絵画」を「インプロヴィゼーション」と類推するという内容を思い出します。そんなビル・エヴァンスのアルバムでは《アローン(アゲイン)》はインプロヴィゼーションにあふれた名演だと思います。リリカルでありつつもささやかな咆哮と即興性にあふれたピアノ・ソロはとても心地よい時間を与えてくれます。
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