2014年8月12日火曜日

サンスクリーン剤選びに迷った時にお読みください

8月中旬になり、お盆の時期になりました。まだまだこれからも暑く、日差しの強い日が続きそうです。強い日差しから肌を守るためにはサンスクリーン剤が必須ですが、肌が弱く自分に合ったものがわからないと相談されることがあります。ここでは当クリニックで販売している医療機関向けのサンスクリーン剤を中心に、目的別にあわせた選び方をお伝えします。(Facebook記事を一部改変してお伝えしています)

《SPFとPA》
SPF (SUN PROTECTION FACTOR):紫外線をどのくらい防御し透過しにくくなるかという指数です(日焼け防止)。数値が高いほど防御能が高いと言えますが、SPF15以上のものであれば防御能に大きな差がないため、むやみに高いものを選ぶ必要はありません。

PA (PROTECTION GRADE OF UVA):真皮まで到達するUVAの防御能を示す指数です。UVAは光老化(しわ・たるみ)の原因になり、窓ガラスや雲を通過して肌に到達するので注意が必要です。日常生活ではPA++程度で十分です。

《フォトスキンタイプ*》
紫外線に対する反応をI(白人)〜IV(黒人)まで6段階に分類したもので、日本人はII〜IV に分類されます。II は日焼けをあまりせず赤くなるタイプで皮膚癌の危険性が高く、IV は赤くならずに黒くなるタイプです。サンスクリーン剤もスキンタイプによって使い分ける必要があります。特にフォトスキンタイプ II のひとは通勤程度の短時間の外出でもSPF15以上、PA++以上のものがおすすめです。
*スキンタイプについてはご相談ください。

《サンスクリーン剤の種類》
・紫外線散乱剤:紫外線を反射させて予防します
・紫外線吸収剤:化学反応で紫外線を熱変換します

肌の弱い方は紫外線吸収剤で接触皮膚炎(かぶれ)をおこすことがあるため、吸収剤フリーのサンスクリーン剤を選びましょう。

その他、美容・保湿成分入り、化粧下地入りなどもあります。




《クリニックで販売しているサンスクリーン剤》
メタトロン(MT)
・MTプロテクトUVベース・クリーム(ピンク・ベージュ)
・MTプロテクトUVベース・クリーム(ナチュラル・イエロー) 
・MTプロテクトUVルースパウダー(ピンク)
SPF26/PA++ ビタミンC誘導体配合 (ピンクは白い肌用、イエローは普通肌用です)

JMEC
・JMEC PLUSRESTORE UVミルク SPF25/PA++ ミルクタイプ、吸収剤フリー、フラーレン・美容液配合、石鹸で洗い落とせるタイプ

・JMEC PLUSRESTORE UV SPF50/PA++++ ローションタイプ、吸収剤フリー、フラーレン・美容液配合、ウォータープルーフ

エスト・コミュ(グラングレース&デルファーマ)
・グラングレース デイ・プロテクション SPF28/PA++ 吸収剤フリー、化粧下地入り

・デルファーマ デイ・プロテクション+ SPF25/PA++ 吸収剤フリー、アルコール・パラベンフリー、無色素・無香料 

・デルファーマ パーフェクトデイ・プロテクション+ SPF50/PA++++ 吸収剤フリー、アルコール・パラベンフリー、無色素・無香料 

各々サンプルがありますので、ご希望の方はお申し付けください。